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目次

ライフスキル事業

一人でも多くの青少年が、困難を乗り越えよりよく生きる力を学ぶために・・・

JIYDのライフスキル事業では、Lions-Quest「思春期のライフスキル教育」プログラムの普及活動を行っています。

2003年度活動

教師研修

ワークショップを開催し、学校教員をはじめ青少年に関わっている方々にプログラムを学んでいただきました。

  • 開催数:7回
  • 参加者数:125名
ワークショップ風景

講師養成

ワークショップを実施する講師を養成しました。

  • 2名の講師養成課程を修了

教材開発

プログラム教材を充実させ、生徒用ワークシートを完成させました。また教師用指導案の作成のため、ワーキンググループを設立しました。

PR活動

説明会や模擬授業を体験していただく研修会を積極的に開催しました。また文部科学省ホームページにも「総合的な学習の時間」での推奨プログラムとして掲載されました。

プログラム実践サポート

プログラムを実施している学校からの相談対応や出張授業を行いました。

  • 出張授業:4校10回

効果測定

本プログラムパイロット校である芝東中学校において、2年間のプログラム実施(2001年4月~2003年3月)の効果の評価活動を行いました。

2003年度末のプログラム普及状況

  • プログラム実践校(単発授業実施含む累計):
    5都道府県13校
  • ワークショップ参加者(過去12回開催累計):
    19都道府県より262名(その他・不明8人)

プログラムの生い立ち

「人生で直面する困難にどのように対処すればよいか、誰も教えてくれなかった」

アメリカの青年リック・リトルは自らの経験から、人が人生で直面するであろう様々な困難に立ち向かうスキルの必要性を感じ、Lions-Questプログラムを開発しました。現在世界30ヶ国で実施され、生きる力を育む包括的なプログラムとして非常に効果的であると評価されています。

ワークショップ参加者の声

(プログラムが)非常に具体的に作られているので、中1の入学時のガイダンスの時などすぐに使えると思う。ただ、教員側がきちんと理解し、注意深く行わないと、かえって問題を作ってしまう可能性もある。よく話し合って、ぜひ現場で役立てたいと思う。

生徒の声

友達とのコミュニケーションの大切さを学ぶことができました。やっているうちにまだまだなところもわかって、それを意識して話したり聞いたりしているととっても話がはずんだり、わかりやすくなりました。他にもここには書けないくらいたくさんのことを学びました。
(「上手に聞く方法を学ぶ」の授業より)

やってみて私は後ろ向きな部分もあるし前向きな部分もあって半々だったから、これからは前向きな部分を多くしていきたいです。
(「肯定的に受け止め、行動する」の授業より) 「肯定的に受け止め、行動する」授業風景

普段あまり話さない友達のいい所や知らなかった所が「秘密の友達カード」で分かったと思う。
(「賞賛の気持ちを表現する」の授業より)

本当の自信は三脚で出来ていることがわかった。自分が「これにがて・・・」とか思っていても友達が「すごいね」とかほめてくれたり、「得意だもんね」とみとめてもらえることが本当の自信になると思った。友達の自信も、私がみとめることで友達の自信になるんだということがわかって、友達のせっし方が変われるといい。
(「本当の自信をつける方法」の授業より)