ルーセント・テクノロジーIYF
青少年育成基金

〜2001年度 助成事業〜

 



  • JPL15「たまりばの新たな運営基盤づくりとサポーター養成」事業

1,800,000円

(神奈川県川崎市)

  • 代表 西野 博之 氏

設立:1991年4月


<助成事業の紹介>

助成3年目となる同事業は、以下の三点を中心に活動を展開します。

  1. 川崎市との交渉:民間の居場所を運営するNPOと行政との協働・支援のモデル事業として、行政の不登校児童・生徒への支援策を、青少年のニーズに合致し、より実用的かつ有意義なものとする


  2. サポーター養成:より質の高い「居場所」を青少年に提供するため、「居場所としての責任と専門性」についてスタッフ自身で考え、学び、シェアリングを行う


  3. 報告書の作成:過去3年間の団体の活動をまとめ、�@と�Aの成果、活動の意義や居場所の重要性を広く伝えるため、報告書を作成する。


<助成のポイント>

当事業は、今年度で3年目の継続助成対象となります。過去2年間の、行政との交渉や、場としての基盤強化事業の積み上げを、今年度をもって完成させることを目指し、助成決定しました。

  1. 行政政策を、より現実に即した実効性のあるものに近づけるように、これまで団体代表が積極的に市の準備委員会等に参画してきました。今年度は、公設(川崎市)の「川崎子ども夢パーク(仮称)」のソフト面を検討する推進委員会や運営準備会に参画し、不登校児童・生徒の支援として有意義なものとなるように関わっていきます。


  2. これまでの活動の積み上げから、スタッフが日常的に情報や経験を共有していることの重要性、また、子どもと常に関わっている者として、どこまでの「専門性」を身につけておくべきかという整理を行う必要性を認識。これらについて考える機会を創出することで、より質の高いサービスを子ども達に提供できるものと期待されます。


  3. 同団体がこれまでに展開してきた活動の蓄積を広く紹介することで、「居場所」の意義、また、行政と民間フリースペースの協力関係の構築のモデルケースを一般に紹介し、他地域での同種の活動の展開を促進することが期待されます。


<団体設立の背景とその目的>

学校を通過するのが当然という考えが社会の中に広く蔓延し、偏差値や内申書が重要視され、競争心が駆り立てられていく時代背景の中、「たまりば」が出会った子どもや親たちの多くは、不登校をネガティブに見る社会によって心を傷つけられ、自分が居てもいい、生きていてもいいと思える場所が見つからないでいました。

「たまりば」は、学校、地域、家庭に居場所がない子どもとその親のシェルター的な役割を担う形で1991年にスタートしました。

不登校の子どもたちだけを囲い込む場所にはしたくないという思いがあり、学歴、年齢、性別、障害の有無、国籍に関係なく、必要と思う人なら誰でも来れる「子どもとおとなの居場所」という位置づけで場を開いています。



<主な事業>

  • 誰もが安心して過ごせる「居場所」の開設:月〜金 10:30〜18:00 ただし火曜日はオープンスペースではなく、個人面談など
  • 非行・いじめ・不登校・ひきこもり等で悩む親子の相談活動および援助:電話、FAX等で随時受け付け、個人面談を行う。相談料は無料。
  • 野生の動植物と出会う機会を持つ自然体験活動および合宿。
  • 地域住民と連携する祭りへの参加、イベント開催等
  • 会員相互、関係団体との意見交換、交流のための「たまげた通信」の発行
  • 場の運営や活動内容を話し合うミーティングの実施
  • 講演(小中学校家庭教育学級、PTA懇談会、市民講座、保育集会等)、取材・原稿等の依頼に応じた情報の提供(新聞各社・放送局・教育関係機関誌等)
  • やりたい人が呼びかけて企画し、賛同した人が自由に参加する「この指とまれ」



以上



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