ホーム
Vision/Mission 理事長あいさつ 事業案内 事業報告 事業計画 年表 理事会・事務局
青少年の参画 ライフスキル教育 3つの支援 インターメディアリー パートナーネットワーク

ライフスキル教育

事業案内

「木曜日のライフスキルの時間は保健室に誰も来ない」

生徒
Photo by Tsutomu Gokita

2001年度よりLions-Quest「思春期のライフスキル教育」を「総合的な学習」の時間に取り入れている埼玉県川口市立芝東中学校の養護教諭は、プログラムの成功をこのように表現しました。

Lions-Quest「思春期のライフスキル教育」プログラムは、「参加型授業」を通して、生徒が自尊心の高い、責任感のある、自分も他人も大切にする健康的な人物として成長する過程で必要な「生きる力」をカリキュラム化したものです。

「ライフスキルの授業は、全体的に『班で意見を出して発表する』という形式が多かったので、個人で色々考えられました。当たり前な、常識的なことばかり学習してきたと思っていましたが、よく考えると、それがなかなか難しいことだと感じました。人間関係の大切さや、そのために意識しなければいけないことなどが、あらためて、わかりました。これからも、学習してきたことを日常生活で生かしていければ良いと思います。」

「私が学んで良かったことは「意志決定」のことです。何か選択しなければいけないとき、相手の気持ちを考えたり規則に反していないかなどを考えて選択すること。私は、選択するときてきとうに考えていたけど、勉強してから、ちゃんと後のことを考えて選択しようと思いました。ライフスキルは自分を少しずつ変えていくような気がします。これからも、もっとライフスキルを学習していきたいと思いました。」

――1年生女子の感想

最初は半信半疑だった教師たちも、授業の流れを理解し、なにより、生徒の生き生きとした目を見るうちに、このプログラムを受け入れ始めました。その結果、芝東中学校でのパイロット実践は、現場教職員の意向により3年目に入りました。また、2003年2月14日に開催した実践研究発表会には、沖縄から仙台まで、総計250名に上る参会者を集め、全国展開の可能性を示唆しました。

ライオンズクラブと協働して、JIYDは、日本版教材の作成、ワークショップの開催、指導講師の養成など、同プログラムの日本での普及に力を注いでいます。これからも、生徒にも先生にも意味ある「気づき」をもたらす「ライフスキル教育」プログラムを広げていきたいと考えています。

始まりは…

「Lions-Questプログラム」は、あるアメリカ人青年の夢によって実現されました。1975年、当時19歳だった彼は、親の離婚、母親の薬物乱用、自分自身の交通事故が重なって入院していました。「12年間学校に通ったが、このような人生の危機に直面したときどう対処したらいいのかは、何も教わらなかった」。そう気づいた彼は、他にも同じような青年がたくさんいるに違いないと考え、生徒が自尊心を高め、人とのつきあい方等を体験的に学べるような新しいプログラムを、総数2000人以上の高校生の意見を参考にして現場教師と共に開発しました。それが、「Lions-Questプログラム」の始まりです。現在、小学生から中・高校生までを対象にしたプログラムが開発され、世界約30カ国で実施されています。

Life skills Programs
ホーム | お問合せ | サイトマップ