ルーセント・テクノロジーIYF
青少年育成基金

〜2001年度 助成事業〜

 



  • JPL13「子ども放送局」事業」

1,445,700円

(宮崎県宮崎市)

  • 代表理事 石田 達也 氏

設立:1995年2月


<助成事業の紹介>

この事業は、実際に放送されるラジオ・テレビの番組制作を、子ども達が主体的に参画します。様々な世代や業種の人たちと触れ合うことにより、地域でのコミュニケーションの再構築を行い、地域に根ざしたメディアリテラシー教育のあり方や、新たな子どもの居場所のあり方を社会に提示する目的で実施されます。

当事業では、事業実施のための各種委員会メンバーの半数以上を青少年とし、青少年の積極的な参画による事業実施が期待されています。青少年は、自らの手で企画するテレビ・ラジオ番組を制作し、それらは地域のテレビ局・ラジオ局から放送されます。 また、この事業を地域に根ざしたメディアリテラシー教育の事例として、制作された番組と共に報告会で報告、更に、その普及・拡大に資する目的で、報告書の作成が行われます。


<助成のポイント>

当事業は、地域に根ざし、地域の大人と共に行うメディア教育を、青少年自身が企画から参画して行う点が評価され、助成決定しました。
週休2日制が始まった教育現場のニーズにあわせ、週末などに、10〜18歳の青少年が集まってテレビやラジオの番組を制作することで、新たな青少年の居場所のあり方を社会に提示していきます。

また、この活動を通じて、青少年が自分より年長/年少の青少年との関わりや、地域の大人との関わりの中で、社会性や他者への貢献の意識を身に付けることが期待されます。また、社会的な影響力の高いメディアに対する理解を深め、実際にその番組を制作するための技術に触れ、将来役に立つ職業的な能力を身に付けることができます。

これらを通じて、彼らが人間性を豊かにし、自信を醸成していくことが期待されています。


<団体設立の背景とその目的>

1995年より開催している"宮崎映画祭"を企画・運営してきた、宮崎映画祭の実行委員会メンバーが中心となり、宮崎県内で18番目となるNPO法人"宮崎文化本舗"を設立し、2000年10月3日に宮崎県から認証を正式に受けました。

宮崎県民の生活文化・芸術に対する意識の向上と定着を図り、宮崎県内で行われている様々な文化的イベントを開催している個人・団体の"磁力"となり、事務機能の中枢を果たす役割を担うことを目的としています。また県内のボランティア団体のネットワーク構築と活動の活性化を促し、県民自ら積極的にまちづくりに参加できる機会を創設していきます。


<主な事業>

当法人の中核を担う事業として、映画館「宮崎キネマ館」運営があります。
「宮崎キネマ館」は宮崎市中心部に2つの劇場をもつ常設の映画館で、文化・芸術性に富みながらも、地方ではなかなか鑑賞する機会のない作品を中心に上映しています。劇場は映画上映のほかにも、ちょっとした公演会やミニ・コンサートにも対応できる多目的スペースとして、団体や個人にも貸しだししています。このキネマ館からも文化を発信できれば・・・そんな想いから運営しています。

その他平成14年度の事業として、

  1. 子ども放送局事業
  2. NPOネットワーク21推進事業
  3. 宮崎市福祉のまちづくり啓発事業
  4. 宮崎県主催ヒューマン・フェスティバル企画、運営に関するコーディネート業務
  5. 宮崎フィルム・コミッション設立に関する調査・研究事業
  6. その他理事会、総会で決定された自主事業、及び委託事業、事務局コーディネート事業
を予定しています。



以上



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