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「参画」が育む

青年
Photo by Yuji Suzuki

青少年は、自分自身の能力を試しさらにもっと上達したい、周りに受け入れられ、尊重され、努力が評価され、必要な存在として自己を確認したい、という欲求を持っています。

しかし貧困や孤立、競争社会からの脱落、犯罪などの困難にさらされ自らの存在意義を見出せなくなると、彼らは無責任な形で自分を証明しようとします。逆に、自分の努力の結果で何かが変わり、自分のもたらした影響力を実感できたときには、大きな喜びを得、自信と自尊心を高めます。

「米国カリフォルニア州の景観建築家のマーク・フランシスは、若者がひとたびあるプロジェクト、例えば公園の設計や建築に関われば、自分たちが創出した成果を維持、保護しようとし、以後、破壊や落書きがなくなる等の効果があると述べています。」

(出典:「心に火をつける人、消す人」2000年 TBSブリタニカ)

1996年以来、JIYDが唱え続けている「参画」とは、子どもや青年が、私たち大人同様社会の住民であり影響しあう隣人であることを思い出し、グループ、チーム、団体、地域、行政など、社会の様々な場所で、大人と子ども、青年が共に考え、共に行動していくことです。

自信や自尊心は、机に向かって学ぶことはできません。マーク・フランシスの例のように、適切な条件が揃ったプロジェクトへの「参画」こそ、まさに学びの場として最適です。企画、予算、運営、意志決定といったプロセスへの積極的なかかわり合いや、多くの他者との共同作業は、必ず子どもたちの成長の大きな糧になり、社会問題へのより深い関心や、自身・自尊心の芽生えをもたらす結果となります。

JIYDは、青少年を地域づくりのパートナーであり、「問題解決パートナー」ととらえます。彼らは、社会経験や知識の少なさを越えて、大人の発想力や既成概念の外側から斬新なアイデアをもたらす貴重な存在です。社会的なしがらみにとらわれず、物事の本質を浮き彫りにする「素朴な疑問の源泉」の参画を今後も推進していきます。

JIYDでは「参画」を広く浸透させるためにいくつもの活動を展開してきました。

≪IYFセミナー・シリーズ『育みの海図』 1996年〜1999年
共催:米国International Youth Foundation≫

日本を含む7カ国が参加。政治的、経済的背景を問わず、青少年の参画の成果を生む事例が多数報告されました。☆このセミナーをまとめた本がTBSブリタニカより、「Facilitator〜心に火をつける人、消す人〜」(2000年・\1,600)として出版されています。

≪「子どもの参画」促進アジア地域会議 第1回1996年 第2回2000年
共催:米国International Youth Foundation他≫

第1回「バンコク会議」(5ヶ国 75人参加)、第2回「マニラ会議」(6カ国40人参加)。青少年と大人が共に集まり、実践事例等について発表、意見交換を行いました。日本から参加者を派遣しました。

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